KINTOの走行距離制限はどれくらいなのかや超過してしまった場合の清算金はいくらになるのでしょうか。
カーリース業界で勤務経験のある私がKINTOの走行距離制限についてまとめました。
本記事を読むことで下記のようなことが分かります。
・KINTOの走行距離制限と超過時の清算金について
・他カーリースの走行距離制限の比較
・走行距離を計算するときに考慮しておくべきこと
KINTOの走行距離制限は一般的な車ユーザーであれば超えないラインの月1,500km以上に設定されているため基本的には安心です。また、他カーリースにはない自動車保険付きでメンテの充実度もカーリースサービスの中でトップクラスです。
審査も学生や専業主婦も通過しているケースがあり審査基準も特段厳しいということはありません。審査自体は無料でできて通過後に契約するかどうかを選べるのでまずは審査に通るか試してみてください。
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【結論】KINTOの走行距離制限は「月1,500km×契約月数」の合計値で計算する
結論、KINTOの走行距離制限は「月1,500km×契約月数」の合計値で計算されます。いくつかケース別に計算をしてみました。
契約月数 | 距離制限 |
---|---|
3年契約満了 (36か月) | 1,500km×36か月=54,000kmを 返却時に越えなければOK |
2年で中途解約 (24か月) | 1,500km×24か月=36,000kmを 返却時に越えなければOK |
単月で1,500km超えたとしても他の月は1,000kmであれば合計で走行距離制限を超えないのでたまに長距離ドライブをするという方も安心ですね
KINTOの走行距離制限はデメリットではない理由
・走行距離制限があることで月額が安価に抑えられる
・世の中の一般的な平均月間走行距離は1,200km以内が9割
・他カーリースと比較しても短すぎない
・月によってばらつきがある人は契約期間中でバランスを取ればOK
走行距離制限があることで月額が安価に抑えられる
KINTOに限らずカーリースには月間の走行距離制限がありまます。カーリースは残価設定を考慮したうえで月額が設定されていますが、走行距離があまりにも長いと設定した残価を下回ってしまいます。
リース後の中古車販売での価値を維持することで月額を安価に抑えられています。走行距離制限があるのは悪いことではなくむしろ月1,500kmも走らない人にとってはメリットになります。
世の中の一般的な平均月間走行距離は1,200km以内が9割
一般のドライバーの平均月間走行距離は9割以上が1,200km以内になっています。KINTOは月1,500km制限なので1,200一定意識して設定されていると思われます。
■月間走行距離
一般社団法人日本車工業会
~300km:58% / 301~600km:19%
601~1,200km:19% / 1,201km~:4%
※平均362km
あまりにも通勤距離が長かったり毎週末長距離ドライブをするということがなければ1,500kmあれば十分そうですね!
他カーリースと比較しても短すぎない
各カーリース会社で月間走行距離制限はありますがKINTOが特段短いということはありません。下記にいくつかのカーリース会社の走行距離制限をまとめました。
サービス名 | 走行距離制限(月) |
---|---|
KINTO | 1,500km |
SOMPOで乗ーる | 500~3,000km |
カルモくん | 6年以下の契約の場合1,500km ※7年以上契約の場合制限なし |
リースナブル | 750km ※9年プランの場合制限なし |
オリックス カーリース | 2,000km |
走行距離がどうしても2,000km以上行くという方はオリックスカーリースやSOMPOで乗ーるなどを検討してみてください
月によってばらつきがある人は契約期間中でバランスを取ればOK
KINTOは月で1,500kmではなく契約月数内で越えていなければ問題ありません。そのため、今月は1,800kmだけど次月は1,200kmみたいな使い方であれば走行距離制限を超えません。
例えば3年契約の場合契約満了までに54,000kmを超えていなければOKです。月毎で1,500km超える分には問題ありません
KINTOの走行距離制限を超えた場合どうなるのか
KINTOの走行距離制限が「月1,500km×契約月数」の合計値を越えなければよいということは前述した通りです。ここでは走行距離制限が超えた場合どうなるのかについて見ていきます。
結論、契約するメーカーによって若干費用が異なります。
トヨタ車の場合は「超過距離1km×11円(税込)」を清算する
トヨタ車の場合は1kmにつき11円になります。仮に1,000km超えていたとしても1.1万円なのでそこまで大きな金額ではありません。
多少月間走行距離を超えるくらいなら特に気にしなくてもよさそうですね
レクサス・スバル・電気自動車の場合は「超過距離1km×22円(税込)」を清算する
レクサス・スバル・電気自動車の場合は「超過距離1km×22円(税込)」とトヨタ車と比べると高い設定になっています。こちらも1,000km超過したとすると2.2万円になります。
トヨタ車よりは少し高めですが多少超えるくらいならこちらも大きな心配をしなくてよさそうですね
KINTO契約する前に!走行距離を把握するためのポイント
・通勤/通学に使う場合の走行距離
・近所の買い物や送り迎えなどの走行距離
・週末ドライブに行く頻度と走行距離
・近々車の利用頻度・行先が変更になる見通しがある場合は考慮する
通勤・通学に使う場合の走行距離
普段通勤・通学に利用されている方は必ず事前に考慮しておきましょう。GoogleMapなどを活用するのがおすすめです。
通勤、通学で往復60km程度になる方は週末や仕事帰りによる場所などの使い方によっては超えてしまうので注意したいですね
近所の買い物や送り迎えなどの走行距離
近所の買い物や送り迎えの頻度などによっても走行距離は増減します。短い距離でも頻度が高ければかなりの長さになります。
ざっくりでもよいので普段よく使っている走行距離を考慮しておくと安心ですね。
週末ドライブに行く頻度と走行距離
週末アクティブにおでかけをする場合はそちらも考慮に入れておきましょう。また、隔週で行くのか月1回なのか2~3か月に1回なのかでも変わってきます。
どのような利用用途になるのかできるだけ想像を膨らますか、車に乗られている方は直近2~3か月でどこにドライブしたかを確認してみましょう
近々車の利用頻度・行先が変更になる見通しがある場合は考慮する
直近で引っ越しの予定があったり出社する場所が変わったりする場合もあるかもしれません。その場合は見通しできるものだけでも良いので考慮しておくと安心です。
KINTOの走行距離制限を気にする人からよくある質問
- 走行距離制限がないカーリースはある?
-
はい、存在します。例えば、カルモくんは7年契約以上でかつもらえるオプションという手数料(月500~1,000円程度)を支払うことで走行距離制限なしで契約できます。
- 走行距離制限が月2,000~3,000km程度のカーリースはある?
-
はい、あります。オリックスカーリースやSOMPOで乗ーる、ENEOSなどは走行距離2,000km~3.000kmで契約可能です。
- 月1,600km程度なのですが支払いが多くなってしまわないか不安です。
-
走行距離制限を超過した場合の清算費用は明確に決まっていてトヨタ車は1kmにつき11円、それ以外は22円です。トヨタ車で3年契約の場合、超過距離が「100km×36か月」で計算すると39,600円程度になり大きな金額ではありません。月2,000km制限のカーリースよりもKINTOの方が月額が安価なので多少走行距離を超えるくらいなら心配しなくてもよさそうです。他カーリースとの月額比較をしたい方はこちらの記事を併せて読んでみてください。
【まとめ】KINTOの走行距離は多くの人にとって基本問題なし!
KINTOの走行距離制限や超過時の清算金額の支払い方法などについて見てきましたが、月1,500kmあれば多くの方にとっては特に問題ない距離設定になっています。また、月1,500km×契約月数の合計値を超えていなければ問題ないので利用頻度の高い月と低い月でバランスをとることもできます。
超過時の金額もトヨタ車は1kmあたり11円(税込)、レクサス・スバル・電気自動車は1kmあたり22円(税込)となっており1,000kmeなど多少であれば大きな金額にはなりません。事前に普段の走行距離などを調べておくのが安心です。
カーリース選びには走行距離以外にも自動車保険の有無やメンテ内容の充実度など考慮すべき点があります。
KINTOのサービス概要やメリット、注意点は別記事でまとめているので走行距離以外の特徴を知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
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