カーリースのよくある失敗談は?注意すべきポイントを解説

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カーリースでよくある失敗談

カーリースを契約して失敗したなと感じている人はどのようなポイントで失敗だと感じているのでしょうか。

カーリース業界で勤務経験のある筆者がよくあるカーリースの失敗談と失敗の対策ができるカーリースについてまとめました

本記事では下記のようなことが分かります。

本記事でわかること

・カーリースでよくある失敗談
・カーリースのメリット
・カーリース選びでチェックしておくべきポイント
失敗談を回避できるカーリース会社例

カーリースは各社で特徴・違いがあるため、あなたの使い方や好みに合わせたカーリースを選びましょう

目次

カーリースのよくある失敗談

失敗

カーリースでの失敗談は下記のようなものがあります。

喫煙・ペット禁止
走行距離制限がある
カスタム・改造ができない
中途解約できない(違約金発生の場合も)
・月額コミコミと謳っているが自動車保険が入っていないので勘違いする
残価清算の可能性がある
原状回復費用が発生する可能性
・車が自分のものにならない
・メンテ費用を抑えたり売却を工夫すれば現金一括払い・ローンの方が安い
事故で全損してしまい違約金が発生した

失敗談を理解して事前に確認しておけば、下記失敗談を回避できるカーリースも存在しているので事前に確認しておきましょう。

喫煙・ペット禁止

カーリースは車は基本的にリース会社の持ち物で返却時は原状回復がもとめられます。そのため、社内での喫煙やペットを乗せることによってついた臭いも原状回復の対象となります。

走行距離制限がある

多くのカーリースは返却が前提のため、返却時の想定の売却可能金額を差し引いて月額を設定しておりその分安い金額で車に乗ることができます。走行距離が長くなるとその分売却時の査定金額も低くなってしまうため走行距離制限が設けられています

走行距離制限があるから月額が安価に抑えられているという側面もあるので一概にデメリットではありません

カスタム・改造ができない

穴をあけるようなカスタムや改造は基本的にはできませんメーカーの純正品であればOKである場合が多いので契約時に確認してください。また、返却前に取り外せるものであればカスタムしてもOKな場合が多いです。

中途解約できない(違約金発生の場合も)

カーリースは中途解約不可としている会社も多いです。不可と書いてある場合でも解約できることもありますが違約金が発生する恐れがあります。

会社によっては違約金を詳細に提示していないところも多いので注意が必要です

月額コミコミと謳っているが自動車保険が入っていないので勘違いする

多くのカーリースでは月額に諸費用がコミコミだと謳っていますが実は自動車保険が入っていないことが多いです。自動車保険は任意保険ともいわれるので任意で加入するものですがもしもの事故に備えて保険は多くの方が加入しています。

自動車保険付きのカーリースはトヨタグループ運営のKINTOくらいなので注意してください。別途追加料金で追加できるカーリースもあります

そもそも自動車・任意保険とは?

自動車での事故を相手方、ご自身双方の対人・対物まで網羅した保険のことです。
強制的に加入必須の自賠責保険では相手方の対人への補償しかされないため、基本的には任意保険に加入される方が多いです。保険の等級(契約者の事故リスクによって決定)や補償内容によって金額が上下します。

残価清算の可能性がある

カーリースによっては返却時の損傷や汚れなどを見てあらかじめ定めた推定の査定金額よりも価値が下回った場合に残価清算が発生する可能性があります。

残価清算の有無は契約形態やサービスによって異なるため事前に確認してください。

例えば5年契約で契約満了後の価値を200万円と定めた場合、180万円の価値になっていたら20万円の差額を支払うことになります

そもそも残価清算とは?

リース車両契約時に設定した、リース車両返却時の予想の査定金額を下回った場合に利用者が差額を負担することを指します。例えば、300万円の車で5年後の買取価格が100万円になるだろう想定をもとにリース支払金額が安く設定されています。車の内外の傷や中古車市場価格などで変動します

原状回復費用が発生する可能性

前述したようにカーリースでは車はリース会社の持ち物なので汚れや傷などを基本的には返却前に修理しておく必要があります。修復せずに返却した場合、原状回復費用を請求される場合があるので注意してください。

車が自分のものにならない

多くのカーリースでは車は自分のものにならず返却になります。残価が設定されたカーリースはあらかじめ売却値が差し引かれた状態なので売却するのとほぼ同じですが、車を自分のものにしたい方は後悔する結果になります。

後述していますが、特定の条件下やオプション追加によってもらえるカーリースも存在しています

メンテ費用を抑えたり売却を工夫すれば現金一括払い・ローンの方が安い

カーリースはあらかじめ一定の損傷や消耗品交換などを一般的な値で算出し月額に加算しています。そのため、仮にメンテナンスが必要なかったり最小限の消耗品交換に抑えるすべを知っていたりする方はカーリースの方が高くなるかもしれません。

また、売却についても工夫すれば高く売れる可能性もあるので現金一括やローンでのほうが安くなる場合があります。

カーリースはメンテの整備工場探しや税金の支払い、売却などの面倒事を一手に引き受けてくれる手間のかからなさが魅力のひとつなので手間を取るか楽を取るかですね

事故で全損してしまい違約金が発生した

カーリースでは車はリース会社の持ち物なので全損し返却できないと違約金発生の可能性があります。自動車保険に加入することによってリスクを軽減できるので加入しておきたいですね。

カーリースのメリットは?

カーリースのよくある失敗談を見てきましたがここからはメリットを見ていきます。

・月額定額で先々の支払いを見通しやすくはじめやすい
・車を所有する手間が少ない
最新のデザインや性能の車に乗り換えやすい
ライフスタイルの変化に合わせて乗り換えやすい
・ローンよりも審査が通りやすい

月額定額で先々の支払いを見通しやすくはじめやすい

カーリースは車検やメンテ、自賠責保険、自動車税などが含まれていて月額定額に乗れるのがメリット。例えば、トヨタグループのカーリース「KINTO」では下記のような項目が月額に含まれているので車の出費を見通しやすいです。

トヨタHPより引用

頭金などの諸費用が必要ないプランが多いので気軽に新車に乗れます!

車を所有する手間が少ない

車を持つと自動車保険の契約、自動車税の支払い、事故を起こしたときのメンテナンスなど様々な手間がかかり面倒なことも。特に車初心者だと車を持つときに考慮しておくべきことが分からず不安になりますよね。

カーリースなら様々な車にかかる手間を代行してくれるので手間をかけずに車に乗れます!

最新のデザインや性能の車に乗り換えやすい

カーリースの契約期間は一定決まっています。現在は3~5年も経過すれば装備や性能がかなり古くなりあたらしいものがどんどん出てきます。

常に新しい性能やデザインの車に乗り換えたい人は強制的に解約期間が来て返却するだけでかんたんに手放せるカーリースがおすすめです!

ライフスタイルの変化に合わせて乗り換えやすい

新卒の時はお金がなくてコンパクトカーだったけど貯蓄もできるようになってきたからSUV車に乗り換えたい

子どもができたからスライドドアで車に乗せやすい車に乗り換えたい

など経済状況やライフスタイルの変化に合わせて車に乗り換えたい人も多いです。カーリースの中には契約期間中でも乗り換えしやすいように工夫されているカーリースもあります。

ライフスタイルの変化を想定して契約期間を短くすることもできるので3年以内の短期などでも乗りやすい仕組みになっています。

銀行ローンよりも審査が通りやすい

カーリースは比較的審査が通りやすいと言われています。その理由は車がカーリース会社の持ち物だから。最悪、契約者が支払いできなくなったら車を回収することで中古車市場での売却や中古車用のカーリースで収益を得られるからです。

銀行ローンに通らなくて諦めていた人はぜひカーリースにチャレンジしてみてください。

カーリースで失敗しないために事前に確認しておきたいこと

チェック項目

メンテナンスプランの有無や消耗品交換の項目を確認
自動車保険が含まれているかを確認
走行距離制限を確認
残価清算はあるかを確認
メンテナンス場所を確認
カスタムがどこまでOKかを確認する

メンテナンスプランの有無や消耗品交換の項目を確認

カーリース会社によって車検が含まれているかやオイル交換、タイヤ・バッテリーも含むかなどが変わってきます。さらに細かく見ていくとウォッシャー液などが含まれていないなどありますが大きなところは下記表にまとめました。

特にタイヤ交換は別だったりする場合もあるので注意してください。

スクロールできます
 消耗品・メンテナンス費用車検オイル交換タイヤ・バッテリー
KINTOプランに
コミコミ
ホンダ
楽まる
プランに
コミコミ
ENEOSオプション追加必要
・シンプルパック
・ライトパック
・フルサポートパック
ライトパック
以上であり
フルサポート
パックのみあり
カルモくんオプション追加必要
・シルバー
・ゴールド
・プラチナ
ブレーキオイルは
ゴールドプラン

以上対象
タイヤなし
バッテリー交換は
ゴールドプラン
以上であり
オリックス
カーリース
プランに
コミコミ
 無料クーポン配布無料クーポン配布
カーリース各社のメンテ・消耗品対応一例

自動車保険が含まれているかを確認

自動車保険が含まれているのはKINTOのみです。KINTOの自動車保険は

家族や友人まで対象
事故後も保険料が変わらない
・事故時の免責最大5万円
・弁護士特約付き

などのかなり充実したものになっています。

KINTO以外のカーリースでは各社が運営している自動車保険を紹介してくれる場合もあるので契約時に確認してみてください。

走行距離制限を確認

走行距離は各社で制限される距離が異なります。まずはあなた自身がどの程度の走行距離になりそうかを試算しましょう。一般的には月1,200km以内の走行距離の方が9割となっているので月1,500km程度あれば問題なさそうです。

■月間走行距離
~300km:58% / 301~600km:19%
601~1,200km:19% / 1,201km~:4%
※平均362km

一般社団法人日本車工業会

例えば、下記カーリース会社の走行距離は以下になります。

KINTO1,500km
SOMPOで
乗ーる
500km/1,000km/1,500km
2,000km/3,000km
ENEOS
カーリース
1,000km/1,500km
2,000km/3,000km
オリックス
カーリース
2,000km
カルモくん1,500km
カーリース会社の月間走行距離一例

残価清算はあるかを確認

残価清算のありなしはカーリース会社やプランによって異なります。事前に残価清算のありなしは確認しておきましょう。

残価清算のない
カーリース
KINTO/ホンダ楽まる/ENEOS/オリックス/
カルモくん/MOTA/ピタクル
残価清算ありの
カーリース
リースナブル
プランによって
異なる
カーリース
SOMPOで乗ーる(残価設定オプション追加で支払いなし)
ニコノリ(もらえるパックの場合残価清算あり)
CoolMINT(3年プランの場合のみなし)

メンテナンス場所を確認

メンテナンス場所を確認するというのは

①メーカー正規店か街の整備工場か
②自宅からの距離がどの程度か

の2点が該当します。

①についてはKINTOやホンダ楽まるはメーカーの正規店でのメンテナンスになりますが、その他のカーリース会社は街の提携先整備工場になることが多いです。街の整備工場は当たりはずれがありますが、メーカーは質が一定で安心感があります。

②については、メーカーの正規店であれば近くの販売店が概ね対象となりますが、街の整備工場の場合近場に提携先がないと遠くまで車を持っていく可能性もあります。

事前にどの整備工場になるかは把握しておきましょう。

カスタムがどこまでOKかを確認する

基本的にカーリースはメーカーの純正品のみがOKとなっている場合が多いです。かんたんに取り外せるものは返却時に外しておけば問題ありません。

リースナブルというカーリースではカスタムOKになっています。

カーリースの失敗談を回避できるサービスは?

おすすめなカーリース会社

おすすめなカーリース会社は様々あります。本記事ではカーリースでよくある失敗を回避できることに特化して4社ピックアップしご紹介します。

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全損時の違約金なし/任意保険付き/メンテの充実度なら「KINTO」

KINTOはトヨタグループが運営の自動車保険、メンテ、税金など車にかかる諸費用がコミコミのカーリースで、付帯しているサービスの充実度はカーリースNo.1です。他カーリースでは自動車保険がなかったり消耗品無償交換項目が少なかったりして他の費用が発生する可能性が高いですがKINTOはその他の費用が発生する心配がかなり少ないです。

失敗を回避するために最低限知っておいてほしい情報・ポイントは下記です。

・走行距離制限:月間1,500km
・自動車保険が月額にコミコミ
・全損時の自己負担なし
・ペット乗車可※頻繁に乗せて汚れや臭いを付けるのはNG
・残価清算なし
・車の買取/もらえるオプションなし

KINTOならガソリン代・駐車場代・高速代以外の車にかかる諸費用の心配が少ないのがよいですね!

KINTOについて詳しく知りたい方は下記記事を併せて読んでみてください。

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距離制限なし/車をもらいたいなら「カルモくん」(7年以上の契約が対象)

カルモくん7年契約以上で走行距離制限がなしで契約満了後にもらえるオプションがあります。

失敗を回避するために最低限知っておいてほしい情報・ポイントは下記です。

・走行距離制限:1,500km
※7年契約&追加オプション支払いで契約満了後にもらえる
・自動車保険付帯なし
・ペット乗車不可
・残価清算なし
・メンテプランはオプションで選択可能

走行距離制限をなしにしたい方や最終的に車ももらいたい方におすすめなカーリースです!

クルマをカスタムしたい/とにかく費用を抑えたいなら「リースナブル」

リースナブルは公式アンバサダーが格闘家の魔裟斗さんであることで知っている方も多いです。リースナブルはカスタムOKなのと買取・解約の自由度が高いことも魅力です。

また、月額もかなり安価に抑えられているのでとにかく費用を抑えたい方にもおすすめです。

失敗を回避するために最低限知っておいてほしい情報・ポイントは下記です。

・走行距離制限:750km
※9年契約は契約満了後にもらえる
・自動車保険付帯なし
・カスタムOK
・残価清算あり
・メンテプランはオプションで選択可能
・いつでも買取/中途解約可

リースナブルについては下記記事で詳しくまとめているので興味があればこちらも併せて読んでみてください。

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月額を抑えたい/柔軟なプラン組/車種の豊富さなら「SOMPOで乗ーる」

SOMPOで乗ーるは車種の豊富さが圧倒的で国産メーカーはもちろん輸入車までそろえています。月額も比較的安価でメンテプラン追加や残価設定保証など様々なオプションをあなたの都合に合わせて柔軟にプラン組できます。

失敗を回避するために最低限知っておいてほしい情報・ポイントは下記です。

・走行距離制限:500~3,000km(選択制/料金変動)
・自動車保険付帯なし
・ペット乗車不可
・残価清算:オプション追加でなし
・車の買取/もらえるオプションあり

SOMPOで乗ーるについて詳しく知りたい方は下記記事を併せて読んでみてください。

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【まとめ】カーリースの失敗談を把握して対策すればデメリットは少ない

カーリースのよくある失敗談として下記10項目を紹介させてもらいましたが、失敗談を回避できるカーリースがあるため事前に確認しておけば問題ありません。

すべての項目をカバーできているわけではありませんが、あなた自身の車の乗り方次第ではすべての項目を満たさなくても問題ないかと思います。

あなた自身がどのような車の乗り方をするのかよく考えたうえでカーリース会社を選びましょう

よくある失敗項目対策できるカーリース
喫煙・
ペット禁止
KINTO:ペット可
※においがつく、毛がたくさんつくなどは原状回復が必要なためNG
リースナブル:買取、または9年プランでもらえるまで乗るならOK
走行距離
制限
KINTO:月1,500km
カルモくん:7年契約以上で制限なし
※別途オプション追加支払い必要
SOMPOで乗ーる:最大月3,000kmまで延長可
カスタム・
改造ができない
リースナブル:カスタムOK
MOTA:カスタムOK
中途解約
できない
KINTO:解約可
※解約金フリープランで契約すれば解約金もなし
自動車保険が
入っていない
KINTO:自動車保険あり
残価清算の
可能性
KINTO/カルモくん:残価清算なし
SOMPOで乗ーる:オプション追加でなし
原状回復費用が
発生する可能性
カルモくん:7年以上契約&もらえるオプション
追加で原状回復の必要なし
車が自分のもの
にならない
カルモくん/SOMPOで乗ーる/リースナブル/MOTA
はオプション追加など条件満たせば最終的にもらえる
現金一括払い・
ローンの方が安い
KINTO/リースナブル/SOMPOで乗ーるは
車種によっては金額を抑えられる
※リセールの状況などによってことなります
事故で全損してしまい
違約金が発生した
KINTO:全損しても支払いなし(その時点で契約終了)

別記事で厳選したカーリース会社11社を様々な項目で比較しているので興味があればこちらも併せて読んでみてください。

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この記事を書いた人

カーリース業界で勤務経験があり10社以上のカーリース業界を比較し販売を行ってきた運営者がカーリース各社の情報をまとめ、メリット・デメリットや最新情報を共有します。

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