中古車購入はお得にマイカーを持つ手段として人気ですが、見た目ではわからないトラブルや想定外の出費に悩まされるケースも少なくありません。

この記事では購入前に必ずチェックすべき注意点や費用面の考慮ポイント、さらに中古車以外の選択肢までわかりやすく解説します
納得のいく一台を手に入れるために、ぜひ最後までお読みください。
中古車購入の注意点


中古車は新車と異なり、前のオーナーの使い方やメンテナンス状況によってコンディションが大きく異なります。購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、以下のポイントをしっかりチェックしましょう。
中古車の状態に問題はないか
見た目がきれいでも、エンジンや足回り、ブレーキなどの機関部に不具合が潜んでいることがあります。試乗してみて、異音や加速の鈍さ、ハンドリングの違和感がないかを確認しましょう。また、外装に再塗装の跡や、板金歴がないか(事故車でないか)も要チェック。車両状態評価書があれば必ず確認を。
購入後のアフターサポートがあるか
中古車販売店によっては、納車後の保証や無料点検がないところもあります。最低でも「半年または5,000kmの保証」がある店舗が望ましいです。特にエンジンやミッションなどの高額修理が発生しやすい部位について保証が付いているかどうかがポイントです。
社内の臭いや汚れは気にならない程度か
中古車は内装のニオイやシミが残っている場合があります。特にタバコやペットのニオイは一度染みつくと除去が難しいので、内見時にはエアコンをつけて車内全体の空気をチェックしましょう。内装クリーニングの履歴があるか、販売前に施工しているかも確認を。
中古車の金額が予算に見合っているか
表示されている車両価格だけでなく、諸費用(自動車税・整備費用・登録費用・納車費用など)が加わった「乗り出し価格」で判断しましょう。安すぎる車は修理や整備が不十分な可能性もあるため、総額でのバランスを重視してください。
修復歴の有無や走行距離の整合性
修復歴がある車でも安全に乗れるものもありますが、フレームまで損傷している車は避けたいところ。また、年式に対して走行距離が極端に短い場合は「メーター戻し」の可能性もゼロではありません。信頼できる販売店で購入するのが鉄則です。
中古車購入をする前に考えたいポイント


中古車は安く購入できるメリットがある一方で、車種や年式によって維持費やトラブルのリスクも異なります。購入前に、以下の点をしっかり整理しておくことで失敗を防ぐことができます。
中古車の相場はどれくらいか
あなたが目星をつけているメーカーや車種、大きさの車がおおむねどれくらいの金額で販売されているのか確認しましょう。走行距離や年式がどの程度のものがいくらくらいなのか大枠の金額感を把握しておくことで購入時の参考になります。
私が中古車の相場を把握するときは中古車販売のガリバーをよく使います。ガリバーはかんたんな条件を入れるだけで希望条件にあった車を探して教えてくれるので手軽に相場状況を把握できます。ガリバーについては下記記事でまとめているので相場状況を把握したい方は下記記事も合わせて読んでみてください。


初期費用はどれくらい準備ができるか
車両本体価格の他に、登録費用・税金・保険料・整備代・納車費用などがかかります。また、現金一括で買うのか、ローンを組むのかによっても必要な金額は変わります。ローンの場合は頭金も必要になるため、手元資金の整理が必要です。
毎月の支払いはどれくらい許容できるか
ローンや任意保険料、駐車場代、燃料代、メンテナンス費など、毎月の維持費をトータルで把握しておきましょう。収入の10~20%以内におさめるのが理想で最大でも車関連の費用は30%以内に収めたいところ。無理のない返済計画を立てることで、生活への影響を抑えられます。
毎日どれくらい乗る想定か
通勤・買い物・レジャーなど、利用頻度や走行距離によって適した車は異なります。例えば、走行距離が多いなら燃費性能や故障の少なさを重視すべきですし、近距離しか乗らないなら軽自動車でも十分です。
中古車の故障・修理に対する預貯金はあるか
中古車は突然のトラブルがつきものです。バッテリーやタイヤの交換、車検、故障修理などに備えて、年間5万~10万円程度の予備費を確保しておくと安心です。特に10万km以上走行している車は消耗部品の交換サイクルが早まる傾向があります。
保険の見積もりを事前に取っておく
車両価格に見合った任意保険料も忘れずにチェック。車種によって保険料が大きく異なるため、購入候補が決まった段階で見積もりを取り、月々の出費に無理がないか確認しましょう。
駐車場や保管場所の確保
都市部に住んでいる場合は月極駐車場の確保も重要な課題です。車を先に購入してしまっても、駐車場が見つからずに維持費がかさむケースも。契約前に周辺の相場も調べておくと安心です。
おすすめな中古車探しの方法


個人間売買
あまりおすすめではありませんが、個人間売買が最近少しずつ増えてきています。しかし、個人間売買は虚偽の情報を伝えられていたとしても見抜けず補償もないため基本的にはおすすめしません。
しかし、業者のような大きな手数料・販売利益分が含まれていないため良い状態の車を安価に購入できることもあります。目利きや交渉に長けた人であれば個人間売買を利用してみても面白いかもしれません。
中古車探しの店舗に見に行く
中古車の販売店に行くメリットは現物を見れること。現物を見ると安心感ががあり室内の状態をチェックできます。一時期は中古車販売の不正も目立ちましたが最近は淘汰されてきて大手中古販売会社なら安心感を持って購入できます。
現物を見てディーラーの人の意見も聞きながら様々な車を実際に確認してみましょう。
中古車販売しているWEBサイト/提案サービス
どういった方法で中古車購入するかに関わらず必ず実施してほしいのが中古車の検索サイトや提案サービスでほしい車の相場状況を確認しておくこと。ざっくりでもどの車のどういう状態のものがいくらなのか相場を把握しておくことで騙されにくくなります。
適正な価格で購入するためにも相場感を把握しておきましょう。手っ取り早く相場を把握するならガリバーの中古車提案サービスがおすすめ。かんたんな条件を入力するだけで中古車のプロがあなたの条件にあった車を提案してくれます。
下記記事で詳しくまとめているので中古車の相場観を手間なく知りたい方は利用してみてください


中古車じゃなくてもOKな人の特徴とおすすめサービス


項目 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
中古車 | ・安価にマイカーを持てる ・傷つけたとしてもあまり気にならない ・穴をあけるなどのカスタムを自由にできる | ・ほしい車の在庫がない場合 ・故障が後から見つかる可能性 ・汚れや臭いが気になる ・初期費用が発生 |
カーシェア | ・使いたいときだけの支払いでOK ・駐車場の準備やガソリン代、メンテ代などが必要ない | ・使いたいときに予約が必要 ・いつも使っている車が利用できない可能性 |
カーリース | ・月額定額で先々の支払いが見通しやすい ・メンテや税金が月額にコミコミ ・新車に乗れる | ・中途解約する場合に費用が発生 ・ぶつけた場合は要原状回復 ・穴をあけるなどの大規模なカスタムは難しい |
毎日乗らない、週1回しか乗らないならカーシェア
毎日乗らない、週1回ないし隔週しかのらないのであればカーシェアも選択肢になります。カーシェアであれば車の維持費がかからず利用する時だけ費用が発生するので手軽に車に乗りやすいです。
カーシェアサービスは様々ありますが、私が使っているのはEARTHCARというサービス。他のカーシェアサービスが使っても使わなくても月額定額料金を支払う場合が多いですがEARTHCARは使うときだけの支払いで価格も安価です。
私が利用したレポートも含めサービスの概要や評判を下記記事でまとめているので興味のある方は合わせて読んでみてください。


初期費用やメンテの預貯金がないなら月額定額のカーリース
カーリースは月額に車両代、税金、自賠責、メンテナンス・消耗品交換費用が含まれているので月額の支払いを気にするだけで新車に乗ることができます。また、サービスによってはメンテの有無や月間の走行距離を決められるので無駄のないあなただけのプラン組ができます。
柔軟なプラン組で価格を抑えられるカーリースとしておすすめなのがSOMPOで乗ーるというサービス。コンパクトカーの契約年数や月間走行距離別でかんたんに比較してみましたが月額2万円台でメンテナンス費用も含まれています。
SOMPOで乗ーるでいくつかの条件で料金を見てみました。すべてメンテナンスプランありで計算しています。
車種 | 年数 | 走行距離(月) | 月額 |
---|---|---|---|
トヨタ ピクシスエポック | 5年 | 500km | 25,500円 |
1,000km | 26,270円 | ||
7年 | 500km | 24,290円 | |
1,000km | 24,840円 | ||
ホンダ・N BOX | 5年 | 500km | 30,560円 |
1,000km | 32,320円 | ||
7年 | 500km | 29,570円 | |
1,000km | 30,890円 |
SOMPOで乗ーるのサービスについては下記記事で詳しくまとめているので合わせて読んでみてください。


【まとめ】中古車でよいのか、購入するとしたら何を注意すべきなのか事前に考えよう!


本記事では中古車購入の注意点や気を付けるポイント、他の代替手段について解説しました。あらためて各車の利用方法のメリットと注意点は表で簡単にまとめています。
項目 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
中古車 | ・安価にマイカーを持てる ・傷つけたとしてもあまり気にならない ・穴をあけるなどのカスタムを自由にできる | ・ほしい車の在庫がない場合 ・故障が後から見つかる可能性 ・汚れや臭いが気になる ・初期費用が発生 |
カーシェア | ・使いたいときだけの支払いでOK ・駐車場の準備やガソリン代、メンテ代などが必要ない | ・使いたいときに予約が必要 ・いつも使っている車が利用できない可能性 |
カーリース | ・月額定額で先々の支払いが見通しやすい ・メンテや税金が月額にコミコミ ・新車に乗れる | ・中途解約する場合に費用が発生 ・ぶつけた場合は要原状回復 ・穴をあけるなどの大規模なカスタムは難しい |
中古車購入は市場の相場を紹介したガリバーのようなサービスを活用しながら確認しつつ中古車の状態や内装の臭い・汚れ、購入後のアフターサービスなどもしっかり確認したうえで検討してください。自分で車を持たなくてもたまにしか使わない人はカーシェアという選択肢もあります。
中古車独特の臭いや汚れ、ハンドルの癖などが気になる方、初期費用を抑えて月額定額で乗りたい方はカーリースという選択肢もあります。本記事ではSOMPOで乗ーるというサービスを紹介しましたが、月額2万円台でメンテナンスや税金、車検もコミコミで新車に乗ることができます。



カーシェアやカーリースサービスの内容を理解しあなたの車の利用方法と比較してあなたにとってよりよい選択肢を考えてみてください!


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