車のサブスク「KINTO」には法人契約が可能ですが法人がKINTOを契約するメリットはどこにあるのでしょうか。

KINTOの法人契約の魅力や注意点をカーリース業界で勤務経験のある筆者がまとめました
本記事は下記のような方におすすめです。
・KINTO法人契約と個人契約の違い
・KINTO法人契約のメリットと注意点
・KINTO法人契約のよくある質問
・KINTO法人契約がおすすめな人
結論、KINTOは小規模~中規模の法人で車を持ちたい多くの方におすすめなカーリースです。従業員やその家族まで対象のカバー範囲が広く、事故時の免責最大5万円の充実した任意保険がコミコミなので会社内でシェアするのも手軽にできます。
また、月額にメンテ、自動車税、任意保険がまるっとコミコミなのであとは駐車場、ガソリン、高速代等があればその他の費用の心配が少ないです。
プランもあなたの都合に合わせた2種類のプランで契約を選べるのがありがたいですね。審査も比較的緩く設立して日が浅い法人も審査通過をしているのでぜひKINTOの契約を検討してみてください。
任意保険もコミコミでメンテの圧倒的な充実度!
KINTOの法人契約の概要


KINTOはトヨタグループが運営のカーリースでトヨタ・レクサス・スバルの新車に月額定額で乗れるサービス。月額料金には任意保険やメンテナンス、自動車税などがすべてコミコミになっています。
法人契約のプラン内容や個人契約との違い、手続きの流れについて下記にかんたんにまとめました。
法人契約の契約プラン
KINTOの契約プランは初期費用フリープラン、解約金フリープランの2つがあります。初期費用が必要なく新車に乗れる初期費用プランと解約金不要でいつでも解約できる解約金フリープランです。
会社のキャッシュ状況やいつまで車が必要な見通しなのかを考慮して契約プランの選択をしてください。
初期費用フリープラン | 解約金フリープラン | |
---|---|---|
初期費用 | なし | あり |
ボーナス払い | 法人はなし | |
契約期間 | 3・5・7年 ※レクサスは3年で延長可能 | 3年 |
中途解約時 | 可能 ※規定の中途解約金が必要 | 可能 ※中途解約金なし |
契約満了 | 返却/契約/乗り換え | 返却/契約/乗り換え |
個人契約との違い
法人契約と個人契約では内容が少しずつ異なります。表でかんたんにまとめました。
法人契約 | 個人契約 | |
---|---|---|
契約対象 | 原則必要(代表者) ※日本で法人登記をされている企業様個人事業主の場合は個人契約でのご契約となります | 18歳以上で日本の運転免許証をお持ちの方 ※令和4年4月より成年年齢が引き下げられたため、20歳未満の方のお申し込み・ご契約に際して親権者の同意書は不要となります 契約期間満了時のご年齢が90歳を超える場合はご契約いただけません |
連帯保証 | 原則必要(代表者) | 不要 |
運転できる方 | ご契約法人の業務に従事する者 ※およびそのご家族ご契約法人の役職員に加え、派遣社員・他企業からの出向者・業務委託先の従業員を含みます ご家族の範囲は、同居の親族(6親等以内の血族ないしは3親等内の姻族)および別居の子です | ご契約者が認める方 |
ボーナス併用払い | すべてのプランにおいてお選びいただけません | 初期費用フリープランの場合、ご利用いただけます |
車の乗り換え | 対象外 | 初期費用フリープランの「のりかえGO」をご利用いただけます |
支払い方法/名義 | 契約者である法人の法人カード 法人名義の口座 | 契約者名義のクレジットカード 契約者名義の口座 |
中途解約金免除対象 | 対象外 | 死亡・疾病の場合 |
車庫証明/車庫上の所有者 | ご契約法人名義 | ご契約者名義 |
法人契約の審査・手続きの流れ
法人契約手続きは下記の流れになります。法人の場合は連帯保証が必要になります。
Webで見積りから申し込みまで完結できます。ご希望の車やお近くの販売店を選択後、必要事項を申込フォームへご入力ください。
もちろん販売店でお申し込みいただくことも可能です。
審査結果をメール、My KINTO にてご連絡いたしますので、審査結果をご確認ください。
法人名義の口座または契約者である法人の法人カードが必要です。
事前にご用意ください。
お申し込み内容にお間違いがないことを確認の上、契約締結ボタンを押すと契約完了です。
※ 契約締結されると即発注しますので、グレード変更等は行えません。
車の準備完了後、所定の手続きを経て、登録・納車となります。
※ 口座振替を選択された場合は、並行して郵送で口座振替依頼書をお送りします。到着後すみやかにご返送ください。
KINTO法人契約のメリット


従業員とその家族も対象/事故時の免責最大5万円の充実した任意保険
KINTOはカーリースサービスの中ではほぼ唯一の任意保険が含まれているカーリースでかなり充実した任意保険が含まれています。保険の対象者は対象の法人で働く従業員とその家族が対象とかなり幅広いので営業車や送迎などで使いやすいです。
また、事故時の免責が最大5万円なので新卒入社のような社員や車の運転歴が浅い社員がいても安心です。任意保険に含まれる内容の詳細は下記記事にまとめているので興味のある方は読んでみてください。


保険やメンテ代が月額コミコミで経費処理が楽
法人の車関連の経費処理ではメンテナンス費用や保険代、減価償却など様々な項目で処理することになりますが、KINTOならリース料だけで経費処理ができます。



特に経営者個人で経費処理を行っている場合はできるだけ手間をかけたくない人もいると思うので項目をまとめられるのはありがたいですね。
月額定額で先々のキャッシュフローを計算しやすい
KINTOなら車を持つ費用を月額定額で計算できるのでキャッシュフローの計算がしやすいです。購入すると車検やメンテナンス、事故時に突発的な大きなお金が突然発生する場合がありますが、KINTOなら月額定額で計算できるので、リスクに対しての備えを少なくできます。
クレジットカード払いでポイントが貯められる
法人カードでポイントをためている方もいると思います。車の金額は月額数万円の支払いをクレカで支払えるのでポイントを貯められます。



月額10万円以上の車であればマイルもかなり貯められて旅行にも使えますね。
WEB契約で販売店に行かなくても契約できる
営業車などはデザインを気にしなくても燃費などが計算できればよいのでわざわざ販売店に行かなくてもよいと考える人もいます。WEBでさくっと契約ができるので何度も販売店に行って契約する手間が省けるのはうれしいですね。
解約金フリープランならいつでも解約不要でリスクが少ない
車がいつまで必要になるか分からない場合、解約金フリープランはありがたい契約内容です。車が不要になったらすぐに解約出来て余計な費用が発生しないのでリスクなく車を保有できます。
初期費用フリープランなら大きな初期投資なしで車に乗れる
車の初期投資であまり大きなお金を使いたくない場合もあると思います。初期費用フリープランなら月額定額の支払いだけで契約時の初期費用がお金がかからないのはありがたいですね。
KINTO法人契約のデメリット・注意点


原則連帯保証人が必要
法人の場合は連帯保証が必要になります。連帯保証人は企業の代表者のみになります。
月間走行距離制限があり柔軟に変更できない
KINTOの月間走行距離制限は月1,500km×契約月数を超えない範囲になっています。よく月1,500kmを超えてはいけないと勘違いしている人がいますがそうではありません。



月1,500km×契約月数を超えない範囲なので例えば今月は2,000kmで次月は1,000kmみたいな乗り方もOKです。
走行距離制限を超えた際の清算金額は1km11円(レクサスの場合22円)なので、トヨタ車を契約して1,000km超えたとしても11,000円の支払いのみです。
任意保険は外せない
法人の方はすでに複数の社用車を利用していて法人として全車種に保険を適応している場合もあるかもしれません。その場合でも、KINTOは任意保険を外すことが難しいです。
保険なしで契約できる他のカーリースの検討をしてみてください。私個人としてはSOMPOで乗ーるというカーリースがおすすめです。
複数台一気に契約は難しい(販売店で一括契約した例も)
WEB契約では現状複数台を一気に契約するのが難しく、1つ1つ契約していくことになります。複数台一気に契約したい場合は販売店に相談すると可能になるかもしれないので相談してみてください。
のりかえGOが対象外
KINTOの個人契約では初期費用フリープランの場合に一定期間利用後に多少の手数料を支払うことで他の新車に乗り換えられる制度です。しかし、法人では利用することができないことに注意が必要です。
KINTO法人契約のよくある質問


- 法人契約で利用できる車種に制限はありますか?
-
KINTOでは法人契約でも基本的に個人契約と同様の車種ラインナップを利用できます。ただし、一部高級車や特別モデルについては法人契約の対象外となる場合もあるため、公式サイトでの確認または問い合わせを推奨します。
- 法人契約の場合の料金体系はどうなっていますか?
-
基本的に法人契約でも個人契約と同様に月額定額制です。契約期間や車種によって料金は異なります。
- 契約できるのは法人のみですか?個人事業主も利用可能ですか?
-
はい、KINTOでは法人だけでなく、個人事業主も契約可能です。ただし、個人事業主の場合は法人契約ではなく、個人契約になります。
- 法人契約で車を複数台契約することはできますか?
-
可能です。
- 法人名義での契約でも任意保険は含まれていますか?
-
はい、KINTOの法人契約でも任意保険は月額料金に含まれています。保険内容については個人契約と同様に充実した補償が含まれています。
- 法人契約時に税制優遇は適用されますか?
-
はい、法人契約ではリース料を経費として計上できるため、節税効果が見込まれます。詳細は税理士等の専門家に相談することを推奨します。
KINTOの法人契約がおすすめな法人


経費処理の手間を少なくしたい小規模法人
小規模な法人は経費処理を経営者自身で行われている場合も少なくなく、できれば手間を少なくしたい業務のひとつ。KINTOなら購入したときのように減価償却や保険代など様々な項目を必要とせずリース料として経費処理ができて楽です。
毎月のキャッシュフローを安定させたい小規模法人
車を持つと大きな初期費用がかかったり、持っている途中にもメンテや車検、事故などで大きな費用の支払いが発生したりすることも。KINTOならメンテや車検、保険も月額コミコミなのでその他の費用の心配が少ないです。
ポイントをためて旅行等に使いたい経営者
車の費用はけして小さくなく、クレカでポイントがかなり貯まります。クレカのポイントを使って旅行にも行けます。



車の支払いはクレカではできない場合が多いのでポイ活をしたい人にはありがたいですね
手軽に従業員用の営業・通勤者を用意したい小規模法人
KINTO法人契約に付帯されている任意保険は従業員やその家族まで対象でカバー範囲が広いです。会社の営業や送迎、かんたんな荷物運びなど車があると何かと便利です。



KINTOなら保険や自動車税払いの支払いなどを気にせずかんたんに契約ができるので手軽に社用車を用意できます
【まとめ】KINTO契約は小規模法人で車を持ちたい方全員におすすめです


本記事ではKINTOの法人契約の概要やメリット、注意点などを網羅的に解説しました。特に忙しい経営者の方はいちいち販売店まで行って車を契約してまた後日車を取りに行くというような面倒なことをしていられないことも。
KINTOならWEBで契約手続きが完了するので手軽に社用車を準備できます。任意保険や税金の支払いなどもKINTOがまとめてやってくれるのも手間が少なくてうれしいポイントです。
また、手間の少なさだけでなくカバー範囲が広く事故時の免責最大5万円の充実した任意保険やトヨタの正規ディーラーで受けられる質の高いメンテナンスなどサービスも充実しています。審査も比較的緩く、法人設立1年以上あれば高い確率で審査も降りるので創業ばかりの方も安心してご利用いただけます。
任意保険もコミコミでメンテの圧倒的な充実度!
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